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食事と貧困
2014年01月27日(月)


 A先生は知人友人に美食家と思われています。
 SNSに画像付きのメシネタをアップすることも多いので、読者の方々にもそういうイメージを持たれているらしい。
 しかし、例えば、きょうのように引きこもりっぱなしだった一日の場合、3度の食事は以下のようなメニューでした。

朝=トースト1枚(6枚切り)、レタスとトマトのサラダ、薄切りロースハム2枚、バナナ1本、ヨーグルト1カップ、ポタージュ、ホットミルク、ブラックコーヒー

昼=ご飯茶碗1杯、鯖塩焼き、鶏唐揚げ1個、キャベツ千切りサラダ、わさび漬け、納豆、味噌汁

夜=カレーうどん(具=豚バラ肉1切れ、カマボコ、油揚げ、ネギ、モチ1個)


 ちなみに、鯖塩焼き、唐揚げ、わさび漬けなどは出来合いのお総菜でした。
 合計金額は大体1000円もかかってないんじゃないかな。

 いくらパソコンに向かってばかりで身体を動かしていないとはいえ、これだけでは寝る間際に空腹を覚えちゃいます。
 しかし、いまの体重からして、これ以上は食べられません。
 たぶん、塩分だけならこれでも摂り過ぎだろうし。
 だから、腹が鳴ったら寝酒とつまみで誤摩化し、いそいそと就寝、というパターンが多い。

 あ〜あ、われながら貧しい食生活だな。
 とても売れっ子?スポーツライターとは思えん。
 でも、こういうところで切り詰めておかないとなー。
 内心でそうつぶやき、カレーうどんをすすりながらNHK〈クローズアップ現代〉を見ていて、思わず箸がとまりました。

 きょうの特集は『あしたが見えない〜深刻化する若年女性≠フ貧困〜』
 親の生活苦、家庭崩壊などの影響を受け、正規雇用されず、いくつものバイトを掛け持ちしながら、月に10万円以上稼ぐのがやっと、という10〜20代の女性たちの姿が描かれる。

 うどん一玉を幼い子供2人と分け合い、おつゆを増やして空腹を満たそうとしている。
 煮物をつくるときに鍋の上にフライパンを乗せ、余熱で目玉焼きをつくっている。
 そうすればガス代が節約できるからです。

 これはショックだった。
 ぼくの娘みたいな年ごろの彼女たちは、どうやってこういう生活の知恵≠身につけたのか、いや、身につけざるを得なかったのか、とても想像がつかない。
 ある10代の女の子はこう言っている。

「(人生に)理想はないですね、基本。
ただ、いまの生活から脱出して、ふつうに暮らせるようになるのが理想ですかね」


 こういう女の子は野球を好きになってくれるだろうか。
 ぼくの書くものに希望を見てくれるだろうか。